前回の投稿の続き・・・。
遂に先日午前、無礼者携帯番号より私の携帯に2度目の着信がありました。無視する選択肢もありましたが、用件があるから鳴っているものを自分の気分次第で無視するのもどうなのかと、通話ボタンをおしました。
男「もしもし、私〇〇〇の〇〇と申します。・・・・」
キターー!!やっぱり困った事に巻き込まれてるんだ・・・・
一瞬でそう判断した私は、恐怖で震える手で必死に携帯を持ち、会話を続けました・・・。
男「お時間あわせますのでお会いできませんでしょうか」
キターー!!今の私にはどんな因縁をつけ、損害賠償や金員を要求されようとも、ケツの毛一本残されてはおりません。生きた屍と思っていただきたい。どうぞメキシコの鉱山でも片道キップのみの永遠の旅にでも連れて行きやがれと覚悟を決めた私は、とっても人通りの多い大通り沿いのコンビニかつ明るい時間帯を指定し、最近の楽しかった思い出をつまみにブラックコーヒーで決めておりました。するとシルバーのステーションワゴンからホスト風の男性と先日の無礼千万女が降りてまいりました。男は一人と見た私は、ボコボコにされたところで、その夜には鈍痛の快楽を楽しめると判断し、自らも近づいていきました。
男「八〇さんですね、先ほど電話した〇〇です。先日はうちの〇〇が大変お世話になりました・・・・」
私「え??」・・・・・。そんなこんなで会話が流れ、以下の事実が判明致しました。
彼女は繁華街の飲食店従業員でホスト風はその店の責任者。当日彼女は開店前にお客さんと食事をし、そのお店に仲良く入りましたとさ。ところがそのお客が悪酔いし、酒を強要するは暴言を吐くわでさあ大変。しかし気丈にも彼女は出征した夫をじっと待つ妻のごとく、悪魔の数時間を耐え忍びました。閉店も近くなりその客も帰ったので、彼女は一足先にあがることになりました。いつもはタクシーで帰る彼女も、さすがに酔い疲れ、送迎車で帰ることにしました。そしていつもの場所に停めてある車に乗ったのです!その界隈では暗黙の了解で大体の路上駐車位置が決まっており、そうと知らない私はその場所に、なんとエンジンをかけ、暖房ガンガン、まさにお帰りなさい状態で停めてしまっていたのです!聡明な読者の皆様はすでにお気づきかと思いますが、車種こそ違えど色も形状もホスト風と私の車はほぼ同じ。そこに酔って普段乗らない送迎車に彼女が乗った・・・。まさに神のいたずら・・・。
後日話を彼女から聞いたホスト風が私に連絡してきたという訳で・・・。ご丁寧な挨拶と、残業食事代程度のお礼の金員をいただいた私は、この数日の得体のしれないうっすらした恐怖から遂に開放されたのです。彼女の名誉のためになんで下着を脱いでたのか?なんで裸足だったのか?そんなことはおくびにも出さず私はその二人を、コンビニの駐車場から最敬礼で送ったのでした。神のごとく善意を施した私から一言・・・・路上駐車はやめましょう。善意なんぞは赤い羽根募金程度で十分だ!皆様の2011年がよい年でありますように・・・。さあ12月だ。仕事がんばろ・・・。